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歯の中で広がりやすい虫歯

2021/11/02

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

歯は中の方が柔らかく、虫歯が進行しやすい。
聞いたことがある方も多いと思います。

 

歯は表面がエナメル質と呼ばれる硬い組織ができており、その内側に象牙質と呼ばれる少し柔らかい組織が存在し、象牙質の内側に歯髄と呼ばれる歯の神経があります。

 

 

このように噛む面に該当するエナメル質は非常に硬く、ダイヤモンドが10だとするとエナメル質は7程度存在すると言われています。(モース硬度)

 

一方でその内側に存在する象牙質は、モース硬度が5-6と言われておりエナメル質に比べ柔らかい傾向にあります。また象牙質には象牙細管と呼ばれる細い管が通っていて、管の中は組織液で満たされている状態となります。

 

虫歯により歯の表面に穴が小さくても開いてしまい、象牙質に達してしまうと象牙質内であっという間に虫歯が広がっていきます。

 

 

詰め物が脱離し放置してしまっていた方。
痛みがなく放置していたが、最近になり痛みが強くなってきた。

 

レントゲン写真を見ると脱離した部分から象牙質に虫歯が到達してしまい歯髄まで達してしまっています。

 

このように、歯は組織的に内側が柔らかいため表面が欠けた程度でもしっかりと歯科医院でチェックしておくことが大切となります。

 

痛みがないからまだ大丈夫という考えではなく、少し欠けた感じがある程度でも一度チェックを受けると良いでしょう。

 
 

 

 

 

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