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上顎の欠損後のインプラント治療を検討している方のケース

2021/10/23

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

上顎の臼歯部欠損は、副鼻腔の1つである上顎洞が近接しているためインプラント埋入時は上顎洞との距離が非常に重要になってきます。

 

歯が欠損することでそこにスペースができると上顎洞の底の上顎洞底はあ重力の関係で下に少し下がってくるとも言われており、顎堤の頂上から上顎洞底まで数mmしかないというケースも多々あります。

 
今回欠損部をインプラント治療希望で来院された方。

 

 

 

幅はしっかりとありますが、垂直的な高さとして上顎洞までこの距離。
インプラントは7mmから存在しますが、8mm以上は埋入したい。

 

現在のインプラント治療の考え方としては、インプラントの長さより被せ物に対する「径」の方が重要とされており、5mmぐらいのショートインプラントも存在しているぐらいですのであまり長さにとらわれる必要はないと思いますが、術者の気持ち的にはショートインプラントは不安。

 
物理的に長い方が安心な気がしてしまいます。

 

ということで、今回ショートインプラントを選択せずにサイナスリフトを併用して通常埋入を行うこととしました。

 

サイナスリフトは1歯に限定しているためクレスタルアプローチにて行う予定となっています。

 

上顎の欠損後のインプラント治療を検討している方はできるだけ早めに診査診断することで上顎洞との距離を保った状態でインプラント治療が可能になることもありますので歯科医師に相談してみましょう。

 

 

 

 
 

 

 

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