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上の埋伏歯の抜歯は腫脹しやすい

2021/10/22

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

抜歯後に腫脹する要因には様々あります。
特に腫脹しやすいのが上顎の埋伏した親知らずの抜歯。

 

通常の萌出している抜歯で腫脹することはなく痛みも出ることはほとんどありませんが、上の埋伏している親知らずの場合は血流が豊富な頬粘膜周辺の切開を伴うことと、上顎洞と呼ばれる副鼻腔の1つが存在しているため、上顎洞に穿孔している親知らずなどは抜歯後に、炎症が発生することがあり腫脹します。

 

上顎洞は副鼻腔の中でも最も大きく、目の下まで空洞が存在するため上顎洞内に炎症が出ると腫脹が大きくなります。必ず治癒してきますが、抜歯翌日より二日後、三日後の方が腫脹が強くなってくる傾向にあります。

 

腫脹する場合は発熱を伴う場合が多いためできるだけ安静にすることが大切です。
また上顎洞への負担も極力減らすべきですので、鼻を強くかんだり、ストローを使用して内圧を高めることはしないようにしましょう。

 

 

割とこのような上の埋伏している親知らずの抜歯で腫脹しやすいです。
上の親知らずは抜歯後に痛みもほとんど少なく、腫脹もしにくいことが多くの方の認識としてありますが、萌出している場合や上顎洞に穿孔していない場合です。

 

抜歯前にきちんと術後の起こり得る可能性を聞いて行っていきましょう。

 

 

 

 
 

 
 

 

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