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上顎埋伏している親知らずの抜歯

2021/09/29

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

埋伏している親知らずを全て抜歯する必要はないと思いますが、長期的な予測や矯正などの治療開始に伴う移動において抜歯が必要と判断された場合は、抜歯を行います。

 

今回、矯正を希望で相談にこられた患者様。
矯正専門医により診査診断したのち、矯正開始が決まりました。

 

それに伴い歯牙を一部矯正治療の中で後方移動する必要があるため、残っている上の埋伏している親知らずを事前に抜歯する必要が出てきました。

 

 

 

右は完全な骨性埋伏、左は一部骨性埋伏。
共に口腔内には出てきていません。

 

昨日、右側より抜歯しました。
このような埋伏している親知らずの抜歯は、一部切開したのち歯冠の周りに存在する骨を部分的に削合して抜歯を行います。
抜歯としては15分程度で終了します。

 

副鼻腔の一つである上顎洞が近接しているため、穿孔しているかどうかを抜歯後に確認し今回は穿孔していないため縫合して終了しました。

 

埋伏している上の親知らず抜歯の場合は、この上顎洞に穿孔する可能性が術後比較的普通の抜歯に比べて高いため、穿孔した場合は抗生剤の内服期間が少し長くなったりなどします。
術後は強く鼻をかんだりしないような注意も必要です。

 

事前にしっかりと術後の可能性を聞いて理解してから抜歯を受けましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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