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サイナスリフト、クレスタルアプローチ
2021/08/19
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
先日行ったインプラント。
上顎洞との距離が非常に近接しており、インプラント埋入には上顎洞低挙上が必須となるケース。
既存骨の高さが4mm少ししかありませんのでこれでは埋入ができません。
そこでインプラントと同時にサイナスリフトを行うこととしました。
サイナスリフトの方法は2種類あり、クレスタルアプローチと呼ばれるインプラントホールより挙上する方法と、ラテラルアプローチと呼ばれる側方から挙上する方法の2種類存在します。
挙上する量や範囲によりクレスタルかラテラルかを判断しますが、今回は2本埋入であり部分的な挙上で良かったためクレスタルアプローチを選択しました。
今回のようなサイナスリフトを行う場合は、骨の状態や直接上顎洞の状態を確認しながら行う必要があるため完全にフラップ(切開して開いて)して行う必要があります。
侵襲性は高くなりますが確実な方法です。
上顎洞を挙上し、既存骨で初期固定が可能であるため埋入しインプラントを固定。
その後骨造成を部分的に行い、縫合し終了しています。
ここから骨が出来上がるまで骨形成期間である6ヶ月経過を追い、その後状態をCTを用いてチェックします。
そして補綴物という流れであるため、サイナスリフトや骨造成を行った場合は治癒期間を長く取る必要性があります。
早期に入れたい気持ちもわかりますが、ここはしっかりと結合してからが長期的に確実ですので我慢。
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