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戦略的早期親知らず抜歯

2021/08/17

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

親知らず。
悩みの種となっている方多いですよね。

 

・抜歯したら腫れる
・痛い
・しばらく食べれなくなる

 

そんなイメージで抜歯を躊躇してしまう方も非常に多いのが実際です。

 

親知らずは、25歳前後にかけて歯根が完成するとともに萌出してくることが多いですが、スペースロスとなっていることもかなり多いためその場合は一部しか萌出してこなかったり、全く萌出してこない場合もあります。

 

そして、使用していない歯根のまま長期間保存することで部分的に癒着が起きてしまい、抜歯しにくくなることもあります。

 

できる限り垂直に萌出し咬合関係を作らない親知らずとわかれば早期抜歯が望ましいと考えられます。

 

今回親知らずの抜歯を希望で来院された患者様。

 

 

 

上下左右の親知らずを抜歯希望。
下顎は完全に埋伏していますが、水平埋伏しており今後スペースを考えても垂直に植立することは考えにくいです。

 

歯根はまだ未完成、下歯槽神経に近接しているように見えますが未完成であるため巻き込んではなさそうです。

 

実際に痛むことは本人今までなかったようですが、前医でも指摘されており気になっていた様子で痛む前に抜歯したいという希望。

 

左右分けて上下同時に抜歯を行いました。

 

歯根は一部未完成の部分もあるため埋伏抜歯といえど難易度は優しくすぐ抜歯が完了しました。
もともと炎症もない部位であるため術後の腫脹や疼痛もなく経過しました。

 

このように、事前にしっかりと定期検診などにより自身の口腔内を含め理解し管理できている方であれば親知らずも戦略的に抜歯することが非常に有益だと考えられます。

 

何よりもまずしっかりと定期検診で状態を確認しておくことが重要となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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