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事前診査の重要性
2021/05/29
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
上の臼歯部のインプラントを希望。
感染根管となり抜歯、およそ3ヶ月経過している状態です。
今回、事前検査及びプランニングを行うことに。
やはり上顎洞との距離がかなり近くなっている状態です。
計測するとこんな感じ。
サイナスリフトと呼ばれる上顎洞底挙上をさせないとインプラントは不可能な状態となっています。
そのまま埋入したら上顎洞にコロンですね。
上顎臼歯部のインプラントにおいてはやはりここの上顎洞の存在が最も課題となってきます。
再度プランニング
サイナスリフト及び骨造成の説明を今後行い、あとは患者さんに決めていただくような形となります。
インプラントを行う上で考慮すべき解剖学的なポイントがあります。
大きなところでは、下顎は下歯槽神経。上顎は上顎洞。
細かいところで言うと、下顎はオトガイ周辺に存在する動脈、上顎は後上歯槽動脈。
いずれも術前のCT含めた診査でフォローできるため、事前検査の重要性が挙げられます。
神経の走行位置や状態というのは個々において異なります。
事前にしっかりと診査することが何よりも大切となってきます。
インプラントを行う場合は、どんな症例でもしっかりとCTを撮影することが望ましいと考えます。
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