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歯性上顎洞炎

2021/05/27

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

上顎洞炎、副鼻腔炎と言った方がわかりやすいでしょうか。

 

副鼻腔炎の一つに上顎洞炎があります。
以前のブログでも書いたのですが、顔面部には4つの空洞が存在します。

 

・上顎洞
・篩骨洞
・前頭洞
・蝶形骨洞

 

この上記どれかもしくは複数が感染して炎症を生じたものが副鼻腔炎です。

 

 

 

そして歯科と関係が特に深いのが「上顎洞」、すなわち「上顎洞炎」です。

 

歯の根の先がこの空洞に近いので、歯及び歯周組織の炎症が容易に上顎洞に移行します。

 

特に小臼歯、大臼歯の虫歯の進行に伴い感染が広がりその炎症が上顎洞の洞底の骨を溶かしていけば上顎洞の粘膜も感染し上顎洞炎を併発してしまいます。

 

このように歯の炎症から上顎洞の炎症を起こしたものを歯性上顎洞炎と呼ぼます。
上顎洞炎の症状もほとんどが副鼻腔炎の症状と一緒です。

 

・重い感じがある
・頭を振ると違和感
・下を向くと変な感じ
・発熱
・腫れぼったい
・鼻漏

などなど。

 

そのため耳鼻科など受診してどこが原因なのかを明確にしていく必要があります。

 

逆に歯が痛い!で来院したけれども、口腔内に異常が全くなく鼻性上顎洞炎の疑いで耳鼻科に行っていただくこともあります。

 

口腔は様々な器官とつながっています。
虫歯の放置により、全身的な悪影響も報告されているのでしっかりと治していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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