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味覚をつかさどる神経

2021/04/10

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

食べ物を楽しく食べるために大切な要素として味覚があります。

 

味覚を感じられないと、食べることも飲み込むことも不快に感じるほか、危険察知能力も落ちるため生命にとっても危険であると言われています。

 

味覚を司る神経は大きく3つ存在します。
その前に味覚を得ることができる口腔内の場所はご存知でしょうか。

 

その多くは舌。
そして舌だけではなく、軟口蓋と呼ばれる上顎の奥や咽頭と呼ばれる喉の上部などにも味覚を得ることができるとされています。

 

味覚を得る部位により司る神経支配も異なりますが、

 

・下の前2/3は顔面神経(鼓索神経)
・下の後ろ1/3は舌咽神経
・軟口蓋は大錐体神経
・咽頭部は迷走神経

 

 

 

上記となります。
これらの神経を障害してしまう要因として、脳梗塞、帯状疱疹、外傷、手術など様々な合併により出現します。

 

味覚の異常は大きく2つに分けることができます。

 

・味覚低下
・異味覚

 

味覚低下はその名の通り、味覚の減退です。甘味、酸味、苦味、 塩味などの4基本味覚全てが低下します。

 

異味覚は、異常な味がすること。常に苦味を感じてしまっていたりすることです。

 

味覚障害の原因としては、上記の全身的疾患による合併症が最も大きいのですが、それ以外にも

 

・加齢による影響
・唾液分泌の低下(ドライマウス、シェーグレン症候群)
・カンジダ症
・医原性の味覚低下(がん治療など)
・亜鉛不足(栄養障害)
・歯周病
・突発性、心因性

 

上記のように様々存在します。
味覚障害かも?と思ったら全身的な状態に異常がないか確認した上で、一度歯科に相談してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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