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ノンクラスプ義歯はいい義歯か

2021/03/16

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

歯を欠損後の選択肢の一つである義歯。
義歯にも様々なタイプが存在しますが、本日はノンクラスプ義歯について解説します。

 

ノンクラスプ義歯とはその名の通り、クラスプ(バネ)がない義歯となります。
一般的に保険で作成する義歯には、金属のバネが付属されます。

 

 

しかし審美的に金属部分が見えてしまうため、ノンクラスプ義歯が誕生しました。

 

 

このようにバネという形ではなく、ウイングと呼ばれる床に取り込まれた形となっています。

 

義歯が口腔内で安定するためにはいくつかの条件が必要です。

 

特に部分義歯の場合は、欠損した粘膜で支持するほかにも、残存している歯で支持することが可能となります。

 

ノンクラスプ義歯は、ウイング部分が歯牙の下にきますので歯牙に対してかなり負担になります。

 

厳密にいうと、装着中はそこまで歯牙に負担はないのですが、着脱時に負担が大きくなる傾向にあります。

 

また装着中は、歯牙に負担があまりかからないため、噛むたびに義歯が沈下し粘膜に影響を及ぼすこともあります。

 

それにより粘膜の下にある骨が吸収しやすい傾向にあります。

 

そうならないように、設計は十分注意する必要がありますしウイングをつける歯の状態にも十分注意が必要となります。

 

 

自費の義歯=良い義歯。
素材的には良いモノに違いはありませんが、使い方、設計ミス、適応無視をしてしまうと歯や粘膜を壊してしまう武器にもなりますので注意が必要です。

 

しっかりと歯科医師と相談して決めるようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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