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セラミックと金属どちらがいいか

2021/03/03

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

セラミック治療の利点として、プラークや歯石などがつきにくいことが挙げられます。

 

汚れがつきにくいということは、歯周病や虫歯のリスクが低く予防の面でも非常に有効であるということが言えます。

 

 

これは犬の口腔内に多様の金属とセラミックであるジルコニアを装着した時の粘膜変化をみた論文の一部。

 

Zrと記載しているのがジルコニアです。
Tiはチタンとなります。

 

このように比較すると明確にGoldは歯肉の炎症が出現し、歯肉が退縮しているのが分かります。

 

金属にはイオン化傾向があると小学校ぐらいの時に勉強しましたが、口腔内金属においてもイオン化を示すことがやはりあります。

 

保険で使用される金属など、特にブリッジを外すとポンティックと呼ばれるダミーの歯の裏にビッチリと汚れが付着していることが多くあります。

 

歯間ブラシやフロスをしていてもこのようなことが起きるのはまさに金属のイオン化傾向により表面性状が荒れてしまい汚れが付着しやすいのです。

 

口腔内で使用される金属は、金、白金、銀、チタンなどがありますが、どれもイオン化傾向の低い部類に位置する金属です。

 

そのため他の金属に比べると良いのですが、必ずイオン化が起こり汚れがつきやすくなっています。

 

その点、セラミックはそのようなことがないため、何かで傷つけなければ汚れがつきにくいのが明白です。

 

セラミックは審美的に白く美しいというイメージが先行していますが、最大の良さはここにあると思います。

 

口腔内には様々な細菌が存在し、虫歯や歯周病の原因となる細菌が増殖することで歯周病や虫歯など進行し歯を失う原因や、再度審美的な改善のため被せ物をやり直す必要が出てきたりします。

 

口腔内はどれだけ磨いてもケアをしていても細菌は必ず存在します。

共存しなければいけません。
出来るだけ影響が出ないような材質を選ぶことは、予防歯科の観点ではとても重要となります。

 

長期的に歯を残していきたいという考えがある方はセラミック治療を考えてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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