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難治性の感染根管治療

2021/02/13

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

歯科治療の中でも回数がかかる治療としてあるのが「感染根管治療」

 

過去に神経の治療して終了している歯ですが、感染源が一部残っていたり、外から感染源が侵入したりすることで発症してしまう疾患。

 

慢性炎症の一つであり、痛みがなく進行しレントゲンなどで把握したり、歯肉が一部腫脹することで気づくこともあります。

 

感染根管による根尖病巣はすぐにできるわけではなく、感染に長期間曝露されることによりできます。

 

ほとんど痛みがなく進行していくため、症状として痛みなどを生じて気づくことはあまりありません。

 

ほとんどの場合は大きく進行することにより症状が出現するため、初期や中期では症状がないのが特徴です。

 

症状がないとなかなか治療のきっかけになりませんよね。

 

症状が出現するときにはかなり進行している状態であるため、その分治療回数も長くなってしまいます。

 

根尖病巣の細菌には嫌気性菌と呼ばれる細菌が様々な種類で存在しています。

 

これらの菌をなくすためには薬を何回か種類を変え、交換してといった治療が必要となります。

 

 

痛みはないけれど、歯肉を強く押すとグリグリしたものがあると訴えて来院された患者さま。

 

レントゲンで確認してみると、被せ物を行っている歯において根尖病巣を認めました。

 

CTにて状態を確認すると、かなり大きく進行し一部歯根の吸収が始まっています。

 

通常の感染根管治療と並行して、外科的なアプローチも必要な可能性がわかりました。

 

このような根尖病巣は昨日今日でできたわけではありません。
細菌の曝露がおそらく数年にわたって行われた結果、出来上がったのではないかと思います。

 

これを防ぐにはどのようにしたら良いでしょうか。

 

ご自身の感染根管などの原因は、過去の治療で感染源が一部残っていたり、外から細菌が侵入することでできます。

 

そのため、まずは定期的に歯科医院でチェックするようにしましょう。

 

外から細菌が侵入するときは被せ物があっていない状態や、外れてしまっている状態、虫歯に長期間冒されてしまっている状態により起こります。これらは、確実にチェックすることができます。

 

治療をした部位というのは、裏を返すと次に何かを発症するためのリスクにもなります。

 

治療した部位を定期的にチェックすることはとても大切なことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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