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親知らずの抜歯のタイミング

2021/02/10

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

親知らずを抜くタイミングをいつにするか。結構悩みますよね。

 

親知らずを抜歯する時というのは、

 

・中途半端に萌出してしまっている状態
・虫歯や歯周病の原因となってしまっている状態
・親知らず自体が虫歯になってしまった状態
・矯正治療を行う場合
・腫脹や疼痛を繰り返す場合

 

上記以外にもありますが、抜歯に至る多くがこのような内容となります。

 

さて抜くタイミングですが、いつでも大丈夫です。
いつでも大丈夫は歯科医院側での大丈夫で、抜かれる方は色々と条件があります。

 

・抜歯する親知らずに痛みや腫脹がない状態
・当日に激しい運動や、お酒を飲むことがない
・翌日以降に腫脹する可能性があるため、1週間ぐらいは比較的安静にできる状態
・下の神経に近い親知らずは麻痺が出現する可能性があることを受け入れられること

 

上記のような条件で了承を得られるのであれば抜歯します。
もちろん全ての親知らずで上記の条件が適応されることはありません。

 

上の垂直に萌出する親知らずなどは、抜歯後全く痛みがでない可能性もあり、腫脹疼痛が出現する可能性がかなり低いです。

 

よって、1週間安静しなくても平気な場合もあります。もちろん推奨は安静です。

 

そして親知らずの痛みの原因が、虫歯である場合は抜歯適応となります。

 

細菌が入り腫脹している時は、抜歯ができませんが虫歯などで痛みがある時は抜歯ができます。

 

そして、麻痺の可能性がある時。
術前にCTなどの検査を行った結果、神経に触れている、近い場合は術後下歯槽神経麻痺のリスクを説明します。

 

これも親知らずを抜くベネフィットが、麻痺のリスクを上回り納得するのであれば抜歯でいいと思います。

 

しかし、現状親知らずがそこまで口腔内において悪影響を与えていない状態で、親知らずがまだ萌出の余地が残されているのであれば、待機という選択肢もあります。

 

萌出してくることで、神経から自然と距離が生まれることがあります。その逆もありますが・・・

 

今抜くと麻痺が出現する可能性が高いが、半年か1年後に再度レントゲン撮影を行い距離が生まれたら、抜歯後の麻痺のリスクが低くなるかもという可能性もあります。

 

 

CT撮影を行うと、神経にギリギリ触れている状態。
麻痺のリスクが高いことを説明した結果、それでも腫脹すると1週間は辛い状態が続き何もできなくなるから抜歯したいという希望。

 

親知らずが、日常生活に明確に影響を与えており、抜歯することで麻痺が一時的に出現するかもしれないけれど腫脹からの悩みが解決できるのであれば抜歯したいとのこと。

 

抜歯のタイミングは個々で異なってきます。
どのタイミングで抜歯するかは、歯科医師とよく相談して決めましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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