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静脈内鎮静について

2021/02/01

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

とても質問が多く寄せられる、静脈内鎮静麻酔について本日は説明します。

 

静脈内鎮静麻酔の詳細についてはこちらのブログから

全身麻酔と静脈内鎮静麻酔の違い

静脈内鎮静麻酔を検討されている方へ

 

 

静脈内鎮静麻酔に関しては、これをみていただければ大体網羅できると思います。

 

よく聞かれるのが費用の問題。
静脈内鎮静麻酔は、当院においては保険診療内で行っています。
3割の自己負担でおおよそ3000円前後が麻酔の費用となってきます。

 

保険での歯科治療を前提として、保険での鎮静麻酔などが適応されるため、インプラント治療などの保険外治療での鎮静麻酔は、麻酔費用は自費となります。

 

鎮静麻酔を実施した時の治療は、まとめて行う事が多いです。

 

鎮静麻酔時の予約時間は90分から120分ほど確保しています。

 

そのため複数の歯において、虫歯に罹患しているなどの場合は、出来るだけまとめて行う事が多いです。

 

以下が静脈内鎮静麻酔の適応者となります。

 

1.適応
1) 歯科治療恐怖症の患者
2) 歯科治療により血管迷走神経反射、過換気症候群、パニック障害などを引き起こしやすい患者
3) 嘔吐反射が強い患者、異常絞扼反射の患者
4) 術中の循環動態の安定を必要とする患者(高血圧症や心疾患などを有する患者)
5) 鎮静を必要とする障がい者(注)
6) 侵襲度の高い処置を受ける患者

2.禁忌症
1) 妊娠初期の患者
2) 使用薬剤にアレルギーのある患者
3) 使用薬剤が禁忌である患者
4) 重症筋無力症(ジアゼパム、フルニトラゼパム)
5) HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)を投与中の患者(ジアゼパム)
6)  急性狭隅角緑内障(ジアゼパム、フルニトラゼパム)

 

3.特に慎重な対応が必要な患者
1) 上気道閉塞に関連する疾患(高度肥満、小顎症、扁桃肥大、睡眠時無呼吸症候群など)
2) 胃内容物が残存していると思われる患者
3) 重度の全身疾患を有し、特に呼吸・循環予備力が低下している患者
4) 以前の静脈内鎮静法で有害事象の発生した患者
5) 向精神薬の長期内服治療を受けている患者
6) 筋ジストロフィー

 

そして、守っていただきたい注意事項。

 

首回りのネクタイや貴金属は全て外していきてください
•体調を整えてきてください
•食事は処置の4時間前に摂取してください、麻酔直前の飲食はお控えください。
•麻酔終了直後は頭がはっきりしないことがあるので、院内で十分休んでください
•ご家族もしくはお知り合いの方の付き添いやお迎えにきてもらってください。
•麻酔終了後の痛みは、飲み薬にて対処いたします。
•お化粧は、術直前は、口紅を取っていただきます。マニキュアはしないでください。
•常用薬は、いつも通り服用してください。
•術後は以下の事を行わないよう同意していただきます。 自転車、自動車等の運転 ・ 仕事や契約など、重要な判断が必要とされる事 ・ 激しい運動 ・ 飲酒は避けてください

 

鎮静麻酔を希望されている方は、直接お話し説明させていただいております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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