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インプラント一回法と二回法の違い

2021/01/19

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

インプラント治療における一次手術に関し、一回法と二回法の2つのパターンがあります。
どのような判断で術式を分けているのか本日はその解説をします。

 

一回法と二回法を考える前に、インプラントの構造を理解する必要があります。

 

インプラントは

 

・フィクスチャー
・アバットメント
・被せ物

 

この3つの構造で成り立ちます。

 

フィクスチャーはいわゆるインプラントの本体です。
骨と結合する部分となります。
アバットメントは、フィクスチャーに取り付ける土台になります。

 

そして被せ物は、アバットメントに取り付けるようになります。
このように3つの構造で成り立っています。

 

まず一次手術における一回法では、フィクスチャーを埋入してから、アバットメントは装着せずにキャップのみを装着しその上に歯肉で覆います。

 

そして数ヶ月後にインプラントと骨がしっかりとくっついたのを確認してからアバットメントの装着を行います。

 

そのため、一次手術が終わったあとは口腔内にキャップが露出することはありません。

 

そして、一時手術における二回法では、フィクスチャーを埋入してから、アバットメントや歯肉の上に出るような高さのあるキャップを取り付けます。

 

そのため一次手術終了後に、口腔内にアバットメントやキャップが露出しています。

 

一回法と二回法の違いとしては、
二回法では

 

・二回目に歯肉の切開を行う必要があるため(最近はレーザーで局所的に行います)、一回法より患者様への負担が大きい。
・ほとんどすべてのケースで適用できる。
・歯肉を閉じてしっかりと治癒期間を待つため、口腔内細菌からの感染リスクがなく、インプラント脱落のリスクが低い。

 

一回法では

 

・歯肉の切開は一度だけなので、患者様への負担が軽い。
・すぐに被せ物に移行できるため、手術時間を短縮することが可能。
・インプラントを埋め込む顎の骨がしっかりとあることが条件である。
・骨移植や骨再生を併用すると、術式が複雑になり感染のリスクが高くなる可能性がある。

 

このような形です。
私は一回法か二回法かは、骨の状態で判断するようにしています。

 

事前のCTなどの診査である程度、決定するのですが、埋入してその感覚で判断を変えることももちろんあります。
目安としては、初期固定の状態。

 

埋入後、ラチェットなどで15Nでの初期固定が完全に得られれば一回法でも良いと思いますがそれ以下であれば二回法を選択するようにしています。必要に応じて埋入時にオステルにて数値測ることもあります。

 

近年、主流は一回法ですが骨状態があまり良くないと脱落リスクがやはり高くなりますので少し負担になるかもしれませんが、二回法にさせていただいております。

 

一回法

二回法

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