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永久歯の本数、乳歯の本数
2020/12/22
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
先日、大人の歯は全部で何本ありますか?と質問を受けました。
また子供を持つお母さんに、乳歯は全部で何本ありますか?と聞かれました。
意外とわからない自分の歯の数。
歯科業界にいると当たり前のように知っているのですが、わからないと鏡で数えたり舌で数えたり。
結論からいうと、永久歯の本数は28本、親知らずを入れると32本です。
もちろん、先天欠如であったり、過剰歯があったりすることもあるので上記の限りではないのですが基本的な本数は上記の通りです。
永久歯は、6歳前後で萌出が開始され、親知らず以外の全て揃うのはおよそ12歳ごろとなります。
個人差があるので全てその限りではないのですが、小学生の期間で永久歯に移行すると思っていいと思います。
そして親知らずが出てくるのはいつになるかというと、ほとんどの場合は20歳以降となります。
25歳で歯根完成という予定であるため、親から離れて生活している時期に萌出してくる歯のため親知らずと呼ばれる説があります。
さて次に乳歯。
乳歯は、全て生えそろって20本です。
生後半年から8ヶ月ぐらいで認め始め、3歳までに全て生えそろいます。
6歳までは永久歯が出てきませんので、3歳からの3年間は全て乳歯が揃った状態で噛むことが大切となります。
しかし乳歯は永久歯に比べると表面のエナメル質が弱いため虫歯の進行が速いという特徴があり、乳歯の虫歯を放っておくとその下に待機している永久歯にも影響を与えてしまうことがあります。
少し話はそれますが、永久歯に生え変わるからといって、乳歯の虫歯を放っておいてしまう方がいますがこれは危険です。
口腔内細菌が、虫歯の菌が多い状態で常在菌が定着してしまうリスクがあります。
このような状態だと、永久歯になっても虫歯がすごくできやすくなってしまいます。
出来るだけ、乳歯のうちに虫歯を治して口腔内の細菌コントロールに努めることが重要となります。
乳歯は、歯の溝も深く柔らかい歯なので予防の処置も大切です。
虫歯予防のために、歯医者さんでフッ素を塗布したりシーラントの予防処置をしてチェックしていきましょう。
永久歯の本数は乳歯の本数は直接的には関係ないかもしれませんが、乳歯のうちにしっかりとコントロールされていた方は永久歯においてもほとんど失うことがありません。
乳歯のうちからしっかりと、虫歯にならないように予防処置をする、しっかりとしたセルフケアを行う。
これが将来に向けて重要となってきます。
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