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顎の内側がボコボコしてきた

2020/10/26

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

先日、患者さんより「年々顎の内側で骨が大きくなっている感じがある」との訴えがありました。

 

結論からいうと「下顎骨隆起」です。

 

下顎だと主に、舌側に認めることが多く、上顎だと唇側や口蓋と呼ばれる部分に認めることが多い傾向があります。
なぜこのようなものができるのでしょうか。

 

原因として現時点で考えられているのが、

 

・噛み締め
・食いしばり
・歯軋り
・過剰な噛む力

 

などが挙げられています。

 

上記により刺激を受けた顎の骨が過剰に増殖していくのです。

 

骨というのは一度できて終わりではなく、常に「リモデリング」という変化を起こしています。

 

骨に刺激が加わることや古くなってくると骨吸収が発生しますので、その壊された部分に「骨芽細胞」と呼ばれる新しく骨を作る組織がやってきます。

 

このリモデリングが頻繁に行われている部位で骨隆起が出来やすいと言われています。

 

徐々に大きくなる骨隆起が、悪性化することは滅多にありません。

 

そもそも細菌感染ではなく、ご自身の骨ですので心配することはありません。

 

しかし、大きくなることで発音する際に邪魔になってしまったり、義歯を作成するにあたり、骨隆起が邪魔になることがあります。

 

このような場合は、骨隆起を削ることがあります。

 

そして、根本的になぜ骨隆起が発生してしまっているのかをよく精査する必要があります。

 

過剰な力が慢性的にかかるということは、歯にとっても顎関節にとっても良くない可能性があります。

 

必要に応じてマウスピースの作成や噛み合わせの確認を行うべきだと思います。

 

顎の内側や外側にボコボコしているのが年々出てきたなという方は、一度歯科医院で精査をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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