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白い斑点ホワイトスポットの治療

2020/10/24

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

今回ホワイトスポットで長年審美的に悩んでいる患者さんが来られました。
治療が不可能と今まで言われてきたとのこと。

 

前歯部に白い斑点の存在を確認できます。

 

ホワイトスポットとは、エナメル質形成不全の一つであり、歯が萌出してからできるものではなく、ほとんどが歯が出てきた段階ですでにホワイトスポットを認めることが多いです。

 

原因は
・ホワイトスポットとなっている歯の前の乳歯に大きな虫歯があった
・ホワイトスポットとなっている歯の前の乳歯の段階で外傷などぶつけるなどのことがあった
・栄養障害があった

 

など、これ以外にも様々な要因が存在します。

 

ホワイトスポットの治療法としては

 

・フッ素塗布
・ホワイトニング
・レーザー照射
・ダイレクトボンディング
・ラミネートベニア

 

このようになってきます。
フッ素塗布においては、ホワイトスポットは基本的にエナメル質の脱灰や形成不全の場所であるため石灰化度が低いために白くなっていると考えられます。

 

そのため、フッ素塗布などを積極的に行い、石灰化を促進することで改善しようということです。

 

色が元に戻るかどうかはやってみないとわかりませんし、何回か行う必要があります。
最大のメリットは削る必要がありません。

 

ホワイトニングは、石灰化を促進するのと同時に、周りお歯牙も白くすることで目立たなくすることを狙った治療です。

 

ホワイトニングをすると他の歯が白くなるのと同時に再石灰化も促進されるため、物理的に見えにくくなる可能性があります。

 

時間はかかり、ホワイトニング後あまり変わっていない可能性もあります。

 

レーザー照射により石火化を促進します。
石灰化を起こして、ホワイトスポットを目立たなくすることが可能です。
これも、行ってみて再度判断する必要があります。

 

ダイレクトボンディングは、ホワイトスポットのみ削り歯の色に近い詰め物をする方法です。

 

一度で治療が終了することと、麻酔をせずに治療が可能です。

 

レジンという材料で詰めるため、経年的に変色する可能性があります。その場合は再度詰め物が必要となります。

 

ラミネートベニアは、歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける方法です。

 

ホワイトスポットだけでなく、全体的にセラミックで覆うため、広範囲のホワイトスポットや、正中離開などの症例に有効です。セラミックであるため変色することがありません。

 

一通り説明したのち、ダイレクトボンディングでの治療を希望。

 

麻酔なしでホワイトスポットの最低限の部分の削合を行いました。

 

基本的にホワイトスポットはエナメル質の部分のみに現れるため痛みを伴うことはありません。

 

最終研磨前の状態ですが、ここまで色が揃ってきました。

 

上記記載があるように詰めた材料はレジンであるため、経年的に変色がみられることがあります。

 

患者さんは満足して終了となりました。

 

ホワイトスポットで悩んでいる方、諦めずご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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