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セカンドオピニオンは大切

2020/10/23

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

抜歯と診断されているが、一度みて欲しいと訴えて来院された患者様。

 

セカンドオピニオンとなりますが、これはとても良いことだと思います。

 

医療に関しては、ご自身が納得するまでセカンドでもサードでも診査診断を受けるのはとても大切であると考えます。

 

当院に来ている患者様でも、セカンドオピニオン、サードオピニオンとして複数の歯科医師の意見を聞くことは推奨しています。

 

最終的な治療を受ける判断をするのは患者様ですのでね。

 

車を買う時も複数の選択肢と、複数のお店からどこでいくらで何を買うか時間をかけて相談して決めると思います。

 

口腔内は自分の体の一部ですので、時間をかけて納得して治療を受けるようにしましょう。

 

当院では、複数の選択肢含め治療計画を作成し提示していますが、当院ではできない治療法などで回復する見込み可能性がある場合には、他院を紹介させていただくことがあります。

 

他院で下の歯が抜歯と言われたケース。
第一大臼歯の後ろから大きく虫歯のように穴が開いて仮の詰め物をされています。
レントゲン所見ではかなり大きく、歯根に達する。

 

そして何よりも重度の歯周病に罹患しており、骨の吸収が著しい。
またさらに、歯根も短くなっているのがわかります。

 

レントゲンを見ると全顎的に歯周病が進行傾向。

 

当院の判断も抜歯となります。
他の選択肢としては、大きく虫歯となっている根のみを抜歯として手前の根(近心根)を保存するというヘミセクションという選択肢がありますが、根が細すぎるため臼歯における咬合力で持つかどうか。

 

またヘミセクション後はブリッジとなるわけですが、支台の歯である第2大臼歯は治療をしていないきれいな天然の歯。

 

これをブリッジ用に削らなくてはいけなくなるわけです。

 

さらにいうと、全顎的に歯周病が進行傾向にあるためブリッジが長期的に持つのかどうか。

 

そう考えると、ヘミセクションは適当ではないと判断できます。

 

抜歯し、歯周病の治療を徹底して行いインプラントの処置が最も適切であるかと考えられます。

 

しかし他院ではまた違う判断をするかもしれません。

 

当院も他院も含め多くの選択肢を得てから判断されると良いと思います。

 

出来るだけ再治療とならない治療方針であるか、他の影響が出てこないか、長期的に機能できるかなど総合的に判断して決断するようにすると良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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