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開口困難とインプラント

2020/09/12

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

口が開かないことの弊害というのは非常に多くあります。

 

歯科治療においては、器材がしっかりと奥まで届かなければわかっていても治療できないという状況になってしまいます。

 

特に口が開かない方は、奥歯の治療が大変になります。
口の開け閉めは左右の顎関節を中心として行われます。

 

いわゆる蝶番運動ですね。
そのため、蝶番する関節側で最も角度が狭く、離れていくにつれて角度は大きくなります。

 

顎関節を起点とした蝶番運動においては前歯部で最も大きく、奥歯で最も狭くなります。

 

よって口が開かなく、蝶番運動そのものの角度が狭い方は奥の治療が非常に困難となります。

 

現代の歯科治療においては、機器の縮小化などにより以前に比べたらかなり治療できるようになってきました。

 

そのため、ある程度の開口量があればほとんどの治療は遂行できると考えていいでしょう。

 

しかし、唯一開口量が必ず必要な治療があります。

 

それは「インプラント治療」です。

 

インプラント治療は、骨の中に数mm のインプラントホールを形成してフィクスチャーと呼ばれる土台を骨の中に入れる治療。

 

そのため、形成するドリルの長さが普通の歯を削る道具に比べて長いのです。ある程度、長さを作り幅を拡大するのは開口量は大変ではないですが、インプラントオペの最初のステップである長さを形成する時が最も、開口量を必要とします。

 

さらに、サージカルガイドを用いてブレがないようにオペをするためガイドの厚みも考慮しなくてはいけません。

 

奥歯におけるインプラントで開口量がなく、ガイドを使用せずに行うと、すごく斜めに入ってしまうケースなどもたまに見られます。

 

今回のケース。

 

開口量にある程度制限がある方。
奥に位置するインプラントの長さは神経までの距離を考慮してもまだ長いインプラントが可能ですが、開口量的に不可。
手前が4.5mm×10.0mm 奥が4.5mm×8.5mm

 

このように設定しました。
以前のブログで、インプラントの長さの話をしました。

インプラントの長さ

 

インプラント治療においては、長さはそこまでインプラントの予後に影響を与えないと考えられています。

 

口が開かなくなるのは、日常生活における食いしばりが長年続いた結果で起こるものがほとんどです。
数日で開かなくなることは、何かしらの感染症に罹患する以外ありません。

 

そして長年で作られた、開口障害は数日で劇的に治ることもありません。ボトックス注射などで薬で緩めることはできるかもしれませんが・・・

 

しかし口は大きく開けれた方が、歯科的には良いので口を開けるトレーニングを日々しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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