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顎関節痛は放っておいても良いか

2020/09/04

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

患者さんからよく聞かれる項目として多いのが、顎関節症に関する質問です。

 

顎関節症は、現代において罹患している方が非常に多い疾患の一つです。

 

顎関節症が原因で、命に関わるようなことはほぼありませんが、食事などにおいて不快に感じることも

 

あるため、きちんとしたケアが大切です。
本日は、よく顎関節に関していただく質問に対して回答していきます。

 

まず顎関節痛があるが放っておいて良いかどうかという質問があります。

 

一概に大丈夫ですと言い切れませんが、一時的な顎や筋肉の痛みであれば自然寛解する場合がほとんどですので構わないと思います。

 

しかし、顎関節症は様々な原因や病態の複合的な疾患であることが多いため、鑑別するためにも一度精査は行うべきであると考えます。

 

顎関節症で歯を削ることはあるか?
顎関節症の発症直後にいきなり、歯を削ったりすることはほとんどありません。

 

咬合性外傷と言って、顎関節症をトリガーとして噛み合わせが一時的に強くなり、歯が嚙みあわせるだけで激痛が走る時があります。

 

このような場合に限り、噛み合わせの調整を少しすることがありますが、これはあくまで「歯が痛いから」ということに対する治療ですので、顎関節の痛みがあるからいきなり歯を削るという行為はしません。

 

顎関節症の初期の状況で噛み合わせの調整をしてしまうと、症状が安定してから噛み合わせが悪くなることがあります。

 

顎関節が良くなってから噛み合わせの不安定さを感じてしまうと、今度は違うプロセスで顎関節症を発症してしまうこともあります。

 

口が開かなくなってきたがこれも顎関節症か?
顎関節症の代表的な症状は
1・顎が痛む
2・口が開かない(開口障害)
3・顎を動かすと音がする(顎関節雑音)

 

があります。

 

顎関節症と言われマウスピースを勧められたがそれは有効か?

 

上または、下の全てを覆う形でマウスピースを作成することがあります。これは睡眠時の歯ぎしりや、食いしばり時の筋肉の緊張緩和や、顎関節部への負荷の軽減を目的としています。

 

そのため、顎関節症の原因が、歯ぎしりや食いしばりからきていれば一定の効果は期待できます。

 

今回はここまで、質問が多い項目ですので随時アップしていきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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