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抜歯即時インプラント
2020/08/29
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
抜歯と同時にインプラントをして欲しいというオーダーを多くいただきます。
確かに、抜歯と同時にインプラントを行うことができれば痛みや腫れなどの影響を最小限にできます。
もちろん、痛みや腫れが最小限になることを目指して考えますが抜歯即時インプラントをしないほうが良い場合もあります。
①歯周病などにより動揺が著しく、骨の吸収(溶ける)が大きい場合
②根尖病巣が大きく、嚢胞化してしまっている状態
③上の臼歯部(奥)など、抜歯後に骨の吸収が著しくなることが予想される場合
など、他にもありますが基本的に細菌感染が広範囲に及んでいる場合や、骨がない場合は抜歯即時インプラントはしないほうが良いと説明させていただいております。
ではどのような場合が適応になるかというと、
①周辺の骨はあるが歯根破折して保存が困難な歯
②残根となっている期間が長く挺出してきてしまい、骨ができている状態
など比較的、骨が安定している状態が条件となります。
上記にもあげているようにポイントとなるのは細菌感染の範囲と、骨の質と量の問題。
これをクリアするためには、
①抜歯と同時にインプラント埋入と骨造成
②抜歯して2-3ヶ月後にインプラント埋入と骨造成
③抜歯して2-3ヶ月後に骨造成して6ヶ月後にインプラント
③にいくにつれて最終的に治る期間は長くなる傾向になります。
そして③が最も身体に対して侵襲性が高く、患者さんも大変な形。しかし、③が物理的には確実な流れです。
基本的に①を目指しますが、それによりインプラントの脱落危険性が増すことは許されません。
しっかりと状態を見極めた上での、インプラント治療が求められます。
骨がないと言われている方、心配な方は一度ご連絡ください。
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