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乳歯から永久歯への交換期

2020/08/20

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

乳歯から永久歯の交換の時期は一般的には6歳ごろから始まり、12歳前後まで続いていきます。この6年から7年間の間は非常に虫歯ができやすく、永久歯と乳歯が混在していることで口腔内環境は非常に悪くなりやすいです。

 

この時期は非常に重要であり、虫歯の菌が増殖しないように、そして永久歯列期になった時に、細菌コントロールがしっかりとできるようにする必要があります。

 

また歯並びのコントロールもこの時期から進めることで永久歯列期において非常に良好な結果をもたらすことも近年わかってきています。

 

レントゲンなどを定期的に撮影し、状態を把握していると将来の歯並びの予測や、親知らずの有無などを事前に把握することができ今後の管理期間だったり気をつけるべき点というのを明確に説明することができます。

 

2018年に撮影したレントゲン。
乳歯はまだ数本存在し、下に永久歯が待機しているのがわかります。

 

親知らずの位置も、歯胚と呼ばれるまだ卵の状態です。
埋伏している永久歯も、真っ直ぐではないことがわかります。

 

2020年、今回撮影したレントゲン。
埋伏し真っ直ぐではなかった永久歯も綺麗に真っ直ぐ萌出してきています。適切なスペースと交換時期があっていれば基本的にこのように真っ直ぐになります。

 

隣接する歯が早期に脱落してしまったり、歯が移動してしまうとスペースロスとなってしまい歯並びに影響が出ます。

 

乳歯もあと1本だけですね。
親知らずも、歯胚の状態から歯冠部分がはっきりと見えてきました。

 

かなり低い位置にあった12歳臼歯もだいぶ出てきたのがわかります。

 

歯並びに対する矯正治療も、どの段階からスタートすべきなのかもわかってきます。

 

親知らずもありますので将来的な親知らずリスクも確認できるため、それを考慮した矯正治療を検討してく必要があるかもしれません。

 

よく乳歯は抜けるから虫歯になっても放置して良いとか、乳歯のうちの噛み合わせや歯並びを放置してしまう方がおられますが、永久歯への移行期として最も大切な時期ですので、交換期のうちからしっかりと歯科医院で口腔管理を行うようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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