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その痛みは知覚過敏なのか虫歯なのか
2020/07/15
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
だいぶジメジメして湿度も高く暑くなってきました。無性にアイスや氷を食べたくなる季節になりましたね。
冷たいものや、アイスを食べることで木になるようになるのは「知覚過敏」だと思います。
アイスを食べた時や、冷たいものを口に含んだ時になんともいえない「キーン」とした感じ。
今日はその知覚過敏の話をします。
https://ryu-medical.com/2019/12/12/知覚過敏対策!/
以前もブログで知覚過敏対策ということで取り上げさせていただいておりますので、見ていない方は是非一読ください。
上記のブログで知覚過敏の原因が書いてありますが、知覚過敏の治療法としては、
1・歯周病の治療
2・マウスピースの作成
3・かみ合わせのチェックと調整
4・知覚過敏用の薬液を用いたコーティング
5・エルビウムヤグレーザーによる照射
上記など、その時の状態や症状に合わせて様々治療法があります。
セルフケアとしても、知覚過敏用の歯磨き粉なども一定の効果があります。
しかし、この時期だから歯がしみるからといって知覚過敏と決めつけてはいけません。
知覚過敏を訴えて来院された患者様。冷たいものでしみるようになったため見て欲しいと。
以前も何回かしみる症状があったが市販の知覚過敏用の歯磨き粉で改善したりまた症状が出たりなどを繰り返している様子。
たまに冷たいものだけでなく、熱いものでもしみる症状があり症状が強い時は痛み止めも服用するとおっしゃっていました。
口腔内を確認すると、確かに歯肉退縮を軽度に認め知覚過敏が疑われましたが、小さい銀歯で修復されておりやや隙間を認める状態でした。
レントゲン撮影を行うと銀歯の下に虫歯であろう透過像がはっきりと見えます。この場合知覚過敏ではなく、虫歯による痛みであったことがわかります。
知覚過敏は基本的に一過性といって、刺激などの誘発されるものによって惹起されます。
瞬発的に痛みが出現して、数秒から数分で落ち着いてきます。そして、主に冷たいものであったり、歯ブラシの刺激により痛みが出るという誘発原因も、限定されている傾向にあります。
そのため、熱いものでしみる症状があったり、鎮痛剤を飲まないと辛いという症状に関しては、神経にかなり強い炎症があると考えられ、知覚過敏により神経が強く痛みが出ている可能性もないとも言い切れませんが、その他の原因もあるのではないかと疑うことが大切になります。
歯がしみるイコール知覚過敏と安易に捉えず、なんかおかしいなと感じたら歯科でチェックしてもらうようにしましょう。
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