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舌が黒くなっている

2020/07/13

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

突然ですが、舌の状態って見ることありますか?
舌は中医学においては、身体の状態を舌を使って得ようとする「舌診」という方法があります。

 

中医学における舌診は私は専門ではないので、お答えすることはできませんが、舌における病変について本日はお話します。

 

先日、患者さんで「舌が黒くなっているのでみて欲しい」と訴えて来院された方がいました。

 

早速口腔内で、舌をみてみると舌表面にある乳頭部が全体的に黒くなっていました。

 

痛みはないけど、チクチクして違和感がある、口臭も気になる感じがあるという訴えがありました。
黒変部と正常組織の境界は明瞭であり、部分的に限局しています。

 

現在の内服状態は、耳鼻科より副鼻腔炎のため長期的な抗生剤の服用を行なっているということでした。

 

臨床所見や、耳鼻科での診療内容などからおそらく「黒毛舌」であろうと考えられました。

 

 

写真はインターネットより抜粋させていただきました。

 

黒毛舌とは、その名の通り舌に毛が生えたような感じで黒くなる疾患です。

 

原因は様々で、細菌の繁殖や、タバコなどの原因でも起こります。

 

決して悪い病気ではありません。
鑑別疾患として、黒色腫などの腫瘍の場合もあります。

 

今回、耳鼻科で副鼻腔炎のための長期的な抗生剤服用というのがあったので、黒毛舌の発症リスクが高いと考えられました。

 

抗生剤を長期服用することで、口腔内の常在菌における菌交代現象ということが起きやすくなります。

 

簡単に菌交代現象というものを説明すると、抗生剤は細菌を攻撃します。

 

しかし、攻撃しすぎてしまうことで、本来口腔内にいた常在菌まで減少してしまい、逆に通常では少数しかいない細菌が増殖し始めてしまう現象のことを言います。

 

このように、常在菌が減少することで、黒色色素を産生する菌や、カンジダなどの真菌が出現してきたということで黒く変色してしまったのです。

 

治療はどうするかというと、抗生剤の中止や変更が可能かどうかを医科と確認すること。

 

また口腔内の状態が良くないために起こることが多いので、口腔内を綺麗にして口腔内の細菌コントロールをきちんとしてあげることが大切となります。

 

人間の体には何百兆個の細菌が存在します。
その細菌が、身体の中でバランスを取り合って皮膚や粘膜や、口腔内、腸を保護しています。

 

抗生剤を飲みすぎることで、大切な細菌も弱くなってしまうこともあります。

 

舌は、身体の状態を映し出すと、中医学で言うように、自分の舌の状態を常に確認してあげるようにしてあげましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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