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レントゲンで見つかる疾患

2020/06/27

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

医科でも歯科でも、レントゲンで気づく疾患ってありますよね。
今回虫歯治療を希望されて来院された患者様。

 

レントゲン撮影を行い状態を把握してくと、前歯部に黒い透過像が。

 

 

下の前歯は特に過去に治療歴がなさそうな状態であるのにも関わらずこのような状態となっています。

 

口腔内を確認しても歯肉が腫脹している状態や、膿が出ている所見はなし。

 

しかしよくみると若干歯の色が他の歯に比べて黒っぽいか。ちなみに症状は全くありません。

 

明らかに根の周りに大きく透過像がある状態。

 

歯の神経が生きているかどうかのチェックをすると、反応がなし。

 

反応がないということは、ここの歯の神経は死んでしまっている状態で放置されているということです。

 

神経が死んでしまっている状態で放置することで、壊死組織が根尖に入り込み感染していきます。根尖病巣が完成されてしまうのです。

 

基本的に、炎症の部類でも慢性炎症に分類されるため症状がなく進行していきます。

 

特に下の前歯周辺の骨は比較的、疎であるため感染が骨内に拡大しやすい傾向にあります。

 

患者さんに説明し、治療を開始しました。

 

このように、違う部位での虫歯治療を希望で来院されても、治療が絶対的に必要な疾患というものをレントゲンなどで見つけることができます。

 

定期的な歯科への受診や、全体的なチェックというのはとても大切ですね。

 

 

 

 

 

 

 

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