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舌と味覚の関係性
2020/05/25
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
先日動画サイトで面白い検証が行われていました。
それは、パテがあるハンバーガーとないハンバーガーはどちらが美味しいのか?という動画でした。
結果から言うと、パテなしのハンバーガーが美味しいという結果になりました。実は、パテありのハンバーガーはソースを少なくしていました。
この動画を見てハッとしたのですが、そもそも私たちは食材が持つ本来の味を
味わっているのでしょうか。
改めて日常的に口にする食材を思い浮かべてみると、料理や加工品と名のつくものに味付けが施されていないものはありません。
逆に言えば、味付けが加えられて初めて食材から料理へと呼び名が変わります。
つまり私たちは、どのようなジャンルのものであれ料理を口にする度に調味料を口にし、その味を楽しむことで食事をしたと認識していることになります。
「甘いものは別腹」という言葉があるように美味しいものはいくらでも食べられますが、苦手な食べ物にはなかなか箸が進みません。
歯科領域での舌については、味覚を感じる舌の表面の細胞は3週間から4週間で生まれ変わります。
この時、口腔内に存在する味覚は濃い味に慣れていれば薄味に対しては鈍くなります。ということは、少しずつ薄味にしていけば次第に濃い味を好まなくなり、味に依存しない食生活を送ることができる可能性があります。
また現代食は、柔らかく歯にベトっと付着する食べ物が多いですよね。
自然界に生きる動物は当然歯磨きを行いませんが、虫歯や歯周病にはなりません。
また、古代人や伝統食を主食とする民族は、虫歯や歯周病とは縁遠いことが統計学からも証明されています。
ところが、現代食を食べるペットや人間は食後に食べたものが歯に付着します。
歯を磨く必要性はそのために生まれたのです。
つまり、自然界に存在する食材は歯につかない硬さということになります。
そのような硬さの食材を口にすれば早食いはなくなると推察されます。
最後に冒頭で紹介した動画検証により味付けというもので多くの人は美味しさを感じています。
しかし出来るだけ食材単体に近い形で食事をした方が、歯にとっても健康にとっても優れているのは間違いありません。
「味付け」これが健康への大切なキーワードになりそうですね。
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