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過去に埋められているインプラントの活用

2020/03/28

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

 

過去にインプラントされた方も、口腔内の変化により今は使用できていないインプラントがある方も珍しくありません。

 

欠損に対してひとまずインプラントといった形で長期的なプランニングをしないでインプラントを入れることによって
せっかく入れたのに使えていないという状況に陥ってしまいます。

 

 

上の義歯をなんとかしたいと訴えていらっしゃった患者さま。

 

強い嘔吐反射があるため、義歯のサイズをできるだけ小さくしなくては使えない状態です。

 

しかし、顎の厚さも薄く日々安定剤を使用しなくてはいけない状態。

 

もともと、副鼻腔炎があり上顎洞と、口腔内が交通してしまっていた状態でした。

 

 

上顎の2本しか残存していなケースにおいて、義歯を作成する場合はほぼ総義歯と同じサイズで作成しなくては安定はしません。

 

総義歯より設計が小さくできる場合は、その方の顎の骨がしっかりと高さがあり安定できることが条件です。

 

 

ほぼフラットな状態であるため、無口蓋にすると脱落してしまうのは必然です。

 

患者さんと相談して、インプラントオーバーデンチャーに移行することとなりました。

 

しかし、全然骨がないケースであり現在上顎洞炎に対して耳鼻科で治療中とのこともいつ終わるかわからない状況。

 

CT撮影をした結果、唯一前歯部に一本は打てそうな状態でした。

 

理想は、上顎洞を治療してから骨造成をして臼歯部を含めて複数入れることがベストですが、副鼻腔炎の治療が進まない状況であり、現状食事ですごく困っているのに
対して治療しなくてはいけません。

 

 

しかし一本だけだと大した維持にならないなと思っていましたが、患者さんが過去に他院でインプラントを行い理由はわからないですが骨の中に埋まっていたインプラントが右上の奥にあったのです。

 

過去に、右上は入れたけど一度も使うことはなかったとおっしゃってました。そんなことがあるのか・・・

 

口腔内では確認できないため、オペ時に一度切開してヒーリングキャップを装着しないということで設計開始です。

 

 

 

 

17という位置にあるのが過去にインプラントを行っている部位。22は今回新しく入れる部位。しかしCTで全然骨がないのがわかります・・・

 

予定では、17の昔のインプラントを使用してロケータータイプでオーバーデンチャーを作ろうかという計画。左上の被せ物にもクラスプ(バネ)はつけます。

 

 

 

サージカルガイドの設計中。ノンフラップで行う予定ですので、CTデータと口腔内スキャナーのデータをマッチングさせて位置を決めていきます。

 

17に対しても、インプラントは打ちませんが最小の侵襲にしたいのでホールを作りここからティッシュパンチで出していきます。

 

 

オペは4月に行う予定。
計画はバッチリでガイドの固定が骨がないからピンで固定できないので、要検討。

 

 

このように、過去に埋められて使われていないインプラントがデジタル化により、数十年ぶりに晴れの日を迎えることができるかもしれません。

 

安定剤要らずに、安心して会話や食事ができる日を迎えれるよう、全力で頑張ります。

 

 

 

 

 

 

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