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大きな歯根嚢胞

2020/03/12

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

今日もコロナに負けじと頑張りました。

 

WHOから今回のコロナウイルス による感染は、世界的なパンデミックと発表されましたね。

名前がヤバそうだと感じますが、大流行という意味ですので危険な致死率の高いウイルスだ!という意味ではないので冷静に!

 

しかし、選抜高校野球も中止に、スポーツも相次いで中止や延期、オリンピックの開催是非とあり本格的に景気後退に向かっております。

ここは安倍総理が、消費税を5%に減税する!とか言ってくれるのを期待しましょう。

 

さて、話を歯科に戻して先日歯根嚢胞に対して歯根端切除を行なった症例をご紹介致します。

 

上の前歯の歯肉が腫脹してきたと訴えて来院。
数年前も同様に腫脹し、根管治療を行いました。治療時からかなりの排膿を認めており、当時から歯根嚢胞が疑われていた状態でした。

当時は治療後に排膿は消失し、歯肉の腫脹もなくなったため終了していましたが、今回数年ぶりに再発。腫脹してきました。

 

これが一番最初のレントゲン写真。

 

 

そして今回、再度来院された時のレントゲン写真。

 

 

若干ですが、根尖部の黒い影が広がっている所見があります。

 

患者さんに再発してきていることを説明し、今回は根管治療ではなく歯根端切除を行うことを説明。

 

もう一度、根管治療という選択肢でも良いと思いますが、以前治療した際も持続的な排膿を認めており、嚢胞化している可能性が考えられたため
外科的に除去した方が再発リスクが抑えられるのではないかと考え、患者さんにも承諾していただきました。

 

切開はできるだけ最小限に、歯冠側には持ってこないように弧状切開。

粘膜骨膜弁を開けると、大きく膿が確認できました。そして嚢胞壁ができており2本の歯にまたがって存在していました。

 

嚢胞壁ならびに、感染根管の根尖部を除去。先端はMTAセメントを充填しました。

 

 

かなりスッキリしました。

 

粘膜弁を戻して縫合して終了。

 

今後の経過を追っていきます。数年単位での答え合わせになります。

 

治療としては、ベストを尽くし完全除去を行っています。あとは、感染根管が根尖切除の量が足りていれば再発の可能性はないと考えられます。

 

切除の量は、最小限でいかないと食事などで使えなく、歯根破折のリスクも高まりますので・・・

 

また数年後にご報告します!

 

 

 

 

 

 

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