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歯科と花粉症との関係性

2020/01/06

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

今年はまだあまり静岡では寒さを感じませんが皆様どのようにお過ごしでしょうか。
先日当院の渡邊麻衣先生が花粉が出てきたとおっしゃっておりました。
花粉症のシーズンもいよいよ到来ということでしょうか。
この時期はインフルエンザの季節でもあるので重なると厄介ですね。

歯科と花粉症との関係性は直接的ではありませんが少しあります。

人間は本来は鼻呼吸で生活をしています。鼻で吸って口から吐く。

鼻には繊毛という細かい組織がたくさんあり外気を吸った時に、外気に含まれるウィルスや細菌が侵入してこないように繊毛などでキャッチします。それにより感染しない身体をサポートする役目があります。

では、花粉症により鼻が詰まってしまうことが起きた場合どうなるでしょうか。
当然、鼻から空気を取り入れることができなくなるので口から取り入れようとします。
口から外気を取り入れることが継続してしまうと様々な影響が身体にもたらせます。

①感染しやすくなる
②喉が乾きやすくなる
③口臭の原因となる
④虫歯や歯周病のリスクが向上する
⑤食べ物の味がわかりにくくなる
⑥口内炎などの口腔内のトラブルが出現する

まず①の感染しやすくなることですが、外気を直接口から入れることで外のものを直接咽頭部や肺へ送りこむこととなります。外気にウィルスや細菌がいた場合は非常に感染のリスクが高くなります。鼻の場合は鼻腔に防御するシステムがありますが、口からの場合はほとんどありません。

②の喉が乾きやすくなるということは、口から外気を取り込むことで唾液の分泌が減少します。これは外気による口腔内粘膜の乾燥により唾液腺が萎縮し、唾液の分泌が減少してしまうということです。

③以降は唾液減少による口腔内の変化になります。
口腔内において唾液は非常に大切な役割をしています。唾液なしでは口腔内を保つことはできません。③は唾液減少に伴い口腔内細菌が急激に増殖します。それにより口臭の原因になっていきます。当然細菌数の増加に伴い、④の虫歯や歯周病の原因にもなってきます。また⑤の味覚に関しても唾液減少により味覚障害が出現してきます。唾液が減少することで口腔内は様々な悪影響が出現します。

花粉症シーズンが到来したら一刻も早く、耳鼻科受診を行い鼻から呼吸ができるようにしましょう。
また出来るだけ乾燥しないようにマスク装着も方法の一つです。

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